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ケミカルピーリング
ケミカルピーリング(剥皮術)とは?


 

グリコール酸(フルーツ酸)


サリチル酸マクロゴール

TCAピーリング

毛穴・ニキビ跡治療の救世主


 

ケミカルピーリング(剥皮術)白日という言葉も、ここ数年で随分と知られてきたように思います。特に女性誌やエステ関係の広告には、レーザー治療とともに頻繁に登場するようになりました。その実際の内容・効果に関しては正しく理解されている方は少ないのではないでしょうか?これはレーザーと言う言葉が魔法の光のようなイメージで一人歩きしていることと同様、様々なトラブルを生む原因にもなっています。勿論これは、宣伝ということのみに偏ったマスコミや美容・医療機関の責任といえます。ピーリングに関しても「肌を剥がして、つるつるの赤ちゃん肌にする。」とか、「シミを皮膚一枚剥がして、全部きれいにとってしまう。」などという謳い文句で、いい加減な治療をさせて、大きなトラブルになっているという報告も聞かれます。肌は 実は再生が最も難しい組織の一つですから、一度傷めると 取り返しが付かないことになります。

 ケミカル(=化学的、化学物質で)、ピーリング(=皮をむく)とは、言葉の通り皮膚に酸性の化学物質を塗布し、角質・表皮や真皮の一部を刺激、溶解させることにより、皮膚の活性・再生を促す方法です。1960年代アメリカでは、フェノールという強い薬品を用いて若返りを目的に広く行なわれました。しかし当初は、欧米人と異なり、色素沈着・傷跡が残り易い東洋人には合わないものとされてきました。近年、グリコール酸(フルーツ酸)・トリクロロ酢酸・サリチル酸などを使って東洋人にも可能なピーリングが開発されてきました。当院でも初期からフルーツ酸を中心に安全な浅い層の剥離(superficial peel)による、シミ・そばかす・毛穴・小ジワの改善を目的とした独自の治療に取り組んできました。さらに 効果と肌へのダメージのバランスを考えて、ピーリング後のヒリヒリ感が少ないサリチル酸マクロゴールピーリングも 最近取り入れています。


実際の効果や作用は、使われるピーリング剤によって大きく異なるため、治療の目的・患者さんの状態・皮膚質によって微妙な調節が必要になります。他の治療と同様、皮膚への医学的知識・経験によるノウハウがあって、初めて安全で効果的なものといえるでしょう。そして、その効果を一層高めるためにトレチノインのクリームや医療用プラセンタローション・プラセンタマスクと併用したり、レーザーと組み合わせたりしてシミ・ソバカス・毛穴・にきび・にきび跡、小ジワ、目の下のクマなどの治療を進め、より満足のいく結果を出せるようになりました。


 

 

アジアン美容クリニック 院長、帝京大学付属病院美容センター講師  鄭 憲

 
 
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