コラーゲン注射は、20年以上しわ取りの安全な材料として広く使用されてきました。そのため米国のFDA(アメリカ食品医薬品局)だけではなく、日本の厚生労働省でも承認された安全性の高いしわ治療剤です。このFDA認可というものは、医療先進国であるアメリカにて、安全性を認めたという意味で治療を受ける方々も一つの目安にできるものです。
このように安全性が確認され、広く使われてきたコラーゲンですが、2001年日本で狂牛病の牛が発見されたために社会問題として取り上げられた影響を受け、牛のタンパク質由来である従来のコラーゲン製剤に関して不安視されるようになりました。実際は、厳重な管理化にて製造され医学的検査をすべてクリアーされていることは確認されていますが、患者さんの不安を完全に取り払えない部分があり、丁度その頃普及してきたヒアルロン酸注射に代わられていきました。しかし、コラーゲン注射の優れた点は多く、例えば注入時の痛みの少なさ、やわらかさ、馴染みやすさ、特に皮膚のデリケートな方や目の周囲などのデリケートな部分への注入などは、ヒアルロン酸よりも適しています。また近年では米国INAMED社にてヒトの繊維芽細胞からバイオ技術にて培養した次世代コラーゲン コスモダーム(CosmoDerm)が開発され、2003年3月に米国FDA認可を受けました。
ヒトコラーゲン培養のコスモダームに関しては、従来の牛コラーゲンの優れた点に加えて、ヒト組織タンパクである為、より親和性が高く、従来見られたアレルギー反応がほとんど認めず、基本的にはヒアルロン酸同様 皮内テストが必要ないなど安全なものとして当院にて使用しています。本来の皮膚構成成分の点から見ても最も親和性が高く、且つ質感からも最も適しており、細部のデリケートな部位に使用します。 |