ヒアルロン酸もコラーゲンと同様に体内の至る所に存在し、関節、目、皮膚に多く含まれます。特徴として水和能、粘性、弾性があり、ゼリーのような性状をしています。働きとしては、細胞と細胞の間に多く存在しているため、水分の保持やクッションのような役割で細胞を守っています。 日焼けや加齢によりヒアルロン酸は減少し、皮膚の張りやシワが目立つようになってきます。またコラーゲンと同様にヒアルロン酸配合の化粧品等がありますが、それが皮膚の中に入って効果を出すことはありません。 注入用ヒアルロン酸は、1995~6年頃より登場し、急速に普及してきました。それに伴い、各個人の状態、皮膚、部位に合わせたより細かい治療が可能になったとも言えます。アメリカ美容外科学会(ASAPS)のデーターでは、2007年度にアメリカ国内で施行された注射による治療は、167万件以上であり、今後も低侵襲な治療の割合は増加することが予想されます。同データーによればそのうち87%がヒアルロン酸で、残り10%がコラーゲンおよびハイドロキシアパタイト製剤です。ヒアルロン酸の特徴として、皮膚周囲の水分取り込むことで柔らく膨らみ、ボリューム感を出します。注入用ヒアルロン酸は各社製品により、濃度、分子構造、架橋の程度が異なる為、更にその中での使い分けが必要です。 またFDA認可(米国)を受けているかどうかも大切です。中には何年も吸収されないという製品もありますが、安全性を考えるとそのようなものは大変危険です。FDA認可を受けている製品としてはレシチレン(Q-Med社)、ハイラフォーム(アラガン社)、ジュビダーム(アラガン社)等があります。